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211 :暇なので…:2006/05/20(土) 22:44:33 ID:C9dOMA/x
珍と別れた1は帰宅途中N芋1回・プピ芋2回を掘った。
恥ずかしくもあったが、「芋神様の嫉妬かもしれない」と思うと、むしろ嬉しくもあった。
こんなことはもう何年ぶりだろうか。
大学でできた彼女と別れてから、そういう機会は全くなかった。
大学を卒業し、就職すると遊ぶ暇もなく仕事に追われ続けた。
合コンやオフィスラブなどという世界からは程遠い環境に居続けた。
あまりの忙しさにウンザリし、仕事を辞めてしまってからはずっとバイク漬けだった。
確かに一回り下の女の子に「おにいちゃん」と呼ばれることには多少の戸惑いがあったものの
やはり久しく感じていなかった春の予感は、1を高揚させた。

実家に戻ると、今度は実の妹が玄関で靴を履いていた。
妹「いーところにもどってきたじゃん。ちょっと駅前まで送っててよ〜」
1「なんでお前を駅まで送らなきゃいけないんだよwしかも車ないし」
妹「えぇ〜!…じゃぁ久しぶりにぃにぃのバイクの後ろにでも乗っけてもらおうかなぁwww」
(以下省略されました。先を読みたい人はわっふるわっふると書き込んでください)

219 :中の人が違います ◆nLwCQ.qQQQ :2006/05/21(日) 00:09:23 ID:cLXzwltJ
妹を駅まで送り届けた後、1はベッドの上で悩んでいた。
珍に貰った電話番号を書いた紙をずっと睨んでいた。電話するべきか、それとも…。

意を決して1は携帯を手に取った。「ぜろきゅうぜろの……」
何故か手が少し震えていた。こういうことは慣れないな、と思いながら発信ボタンを押す。

コールが鳴り始めて3秒と経たないうちに声が聞こえた。
「あの…もしもし…」
電話口から、あの可愛らしい声が聞こえた。

1「あぁ、あの、○○○ですけど…」
珍「あ!やっぱりお兄ちゃん!良かった…電話してくれたんだね」
少し涙声になっているようにも聞こえた。
1「え、な泣いてるの?」
珍「うぅん、違うよ。ただお兄ちゃんがホントに電話して来てくれたことが嬉しくて…
  もう電話くれないのかと思っちゃって…」
1「ごめんね。遅くなって。」
珍「うぅん、いいの。大丈夫。それよりお兄ちゃん、お願いがあるんだけど…」
1「ん?何?」
珍「あのね…あの…こんなことを頼むのは、ホントは恥ずかしいんだけど…」
(以下省略されました。先を読みたい人はわっふるわっふると書き込んでください)

224 :中の人が違います ◆nLwCQ.qQQQ :2006/05/21(日) 00:36:00 ID:cLXzwltJ
少しの間沈黙が訪れた。電話での沈黙…それは1にとって少し苦痛であった。
とにかく言葉をつなげなければいけない…次の言葉を要求されているような、そんな感じがして。
しかし今は違った。むしろ心地がいいとも思えた。満たされている・・・そんな感じだった。

珍「・・・・・・・・・あ・・・あのね」
1「うん」
珍「その・・・・・・今度の土曜の夜……とか…・・・予定、ある?カナ・・・」

仕事の忙しさと人付合いの煩わしさに負け、退職してからはずっと暇だった。

1「いや、別に用事はないけど」
珍「ホント!?じゃぁね…あの、一緒に来て欲しいところがあるんだけど…」
1「ん?どこ?」

1はデートのお誘いだと思い、少し驚いた。
奈津美からはそういうことを言うとは少しも考えてなかったからだ。

珍「あのね・・・
(以下省略されました。先を読みたい人はわっふるわっふると書き込んでください)

228 :中の人が違います ◆nLwCQ.qQQQ :2006/05/21(日) 01:34:53 ID:cLXzwltJ
珍「あのね・・・今度あたしの族の集会があるの」
1「ぇ?」

そう。冷静に考えれば、そうなのだ。
彼女は特攻服を纏っていた。
人間関係に居た堪れなかったとは言え、彼女は珍走団なのだ。
しかし何故自分を誘うのか。勧誘目的なのだろうか。それとももっと別な…。

珍「あ!あの!嫌ならイイの!ホント、こんなこと言ってごめ…」
1「なんで…かな?理由は?」

それが奈津美でなければ、恐らく何も聞かず断っていただろう。
しかし、何か理由があるはずだと、そう思った。

珍「実はね…あたしほんとは、もう
(以下省略されました。先を読みたい人はわっふるわっふると書き込んでください)

233 :中の人が違います ◆nLwCQ.qQQQ :2006/05/21(日) 02:18:11 ID:cLXzwltJ
珍「実はね・・・あたしほんとはもう辞めたいの」
1「それは・・・族を抜けるってこと?」
珍「ぅん・・・」
彼女の心理の変化に1自身が係わっていたのか、それはわからないが問題は珍走団を抜けるということであった。
珍走団は社会的に顰蹙をかっている集団であるが、こと脱退については厳しいと言われている。
珍「でね…今度の集会で、もう抜けるって言いたいんだけど…でも怖くて…
  もしおにぃちゃんが・・・・・一緒に来て欲しいけど…
  でも・・・やっぱダメ・・・だよね・・・・」
1「なんで・・・やめたいの、かな?」
行き場を失ったが故の行動。それが族に入ることだったと。
彼女はそういっていた。なら、何故今その珍走団を抜けようとしているのか。
珍「お兄ちゃんの・・・ホントのお兄ちゃんのバイク、CBRね、あんなふうにしちゃって・・・
  あたしホント後悔してるんだ。あんなふうにっしちゃって・・・CBRだってヤなんじゃないかなって・・・
  だからもう辞めたいの!ロクに乗れもしないくせにね、CBR倒して、傷付けちゃって・・・
  でも今日おにぃちゃんに会って・・・お兄ちゃんが・・・お兄ちゃんが、、
  どれ だけCBR大切 にしてたか ・・・思い・・・・・・出しちゃって・・・」
1「いいよ、わかった」
奈津美の言葉は涙に濡れている。
そう気が付いたときの、自分の答えの早さに、驚きと納得があった。
珍「ホ ホント ・・・に?」
1「ほんとに。ちゃんと一緒にいくよ。今度の土曜ね」
珍「ぅん…ぅん・・・」
1「わかった。今日はもう寝よ、な?」
珍「ぅん・・・わかった・・・ごめんね・・・おやすみ」
1「ん、おやすみ」
携帯を握っていた手は少し熱かった。1は自分の手のひらを見つめた。
まさかこんな展開になるなんて・・・そう思う1と60と俺とこのスレの住人だった。
(以下省略されました。続きは誰かが書きます。俺かもしれません。とりあえずわっふるしてください)

715 :中の人が違います ◆nLwCQ.qQQQ :2006/05/26(金) 02:04:04 ID:mDKr8zVa
わっふる小説<派生編>【卒業してもいいですか(仮称)】<朝の部>
>>563の続きからです。同時進行で登場人物のキャラも違うので注意してくだちい。

その頃奈津美は>>1と総長との間で交わされた約束の場所へ向かっていた。
跨る鉄馬はCBR400F。
珍走仕様だったCBRは幸平が懇意にしていたショップに頼んでフルノーマルに戻してもらった。
約束の日まで時間はなかったものの、ショップの店長は喜んで引き受けてくれた。
「幸にぃちゃんほど上手に乗ってあげられないけど、よろしくね」
そう囁き、奈津美はCBRのタンクを撫でた。

流れる景色の中で、奈津美は自分の行動を後悔していた。
>>1に集会に来るように頼んだこと・・・。そのために>>1は危険なことをしようとしている。
幸平が死んだとき、自分がどれほど悲しかったか・・・。
それを自分は、もう一度繰り返そうとしているのではないのか。
折角できた、"兄と呼べるひと"を、失う原因を作ったのではないか。

しかし、そういう後悔を抱きながらも、心のどこかで、嬉しい気持ちもあった。
どれほどのことがあったとしても、所詮>>1と奈津美は他人同士。
知り合ったキッカケは単なるすれ違いで終るような、些細ことだった。
そんな>>1が、今、自分のために危険を冒してくれる・・・。
そのことが、自分勝手だとわかりつつも、嬉しかった。それが、とても幸せだった。
(以下省略されました。先読みたい人は ○○っ○ とか書き込んで下ちい)

723 :中の人が違います ◆nLwCQ.qQQQ :2006/05/26(金) 02:34:18 ID:mDKr8zVa
漆黒のZX-12R。

>>1は心臓に蛇が巻きついたかのように思った。
血が強く脈打つ。呼吸が少し荒くなる。顔が火照ってくる。
学生時代は、ただこの感覚が恋しくて、バイクに跨っていた。
生きているという実感が、危険を冒すことでしか感じられない。
そして、相手が望むべきものであればあるほど、それは強くなった。

目の前に止まった黒のZX-12Rのライダーがヘルメットを脱いだ。
「らしくない」というのが第一印象だった。とても族を束ねているようには見えなかった。
正直ケンカができそうでもない。威圧感のある顔でもない。
恐らく、日本で一番族らしくない族だった。

総長「どうも。奈津美がお世話になったそうですね」
割と高く、澄んだ声だった。
>>1「いや、世話ってほどの…いやむしろこっちがお世話に・・・っていやそうじゃなくて」
総長「えぇ、ただね。僕もいろいろあるんですよ。奈津美にはまだ一緒にいて欲しいですから」
視線は>>1のバイクに行っていたが、声は張りがあった。どうやら本気らしい。
そういうと総長はヘルメットを被りなおした。

雑魚1「ルールはだなァ!この首都高
(以下省略されました。先読みたい人は ○○っ○ とか書き込んで下ちい)
(ちなみに っ の位置は素で間違えましたwこんな感じの展開でもええですかね)


次スレへ続く


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